12/24に安倍川上流の梅ヶ島にて、来年に向けた下見と
キリシマミドリシジミの採卵を目的に採集を行ってきました。
世間ではクリスマスイブ一色ですが、そんなことはお構いなしに採集へと行ってきました。
バスで一時間ちょっと、バスから降りた瞬間に寒さが身に染みます。
うう、寒い。風が吹いているので余計に寒いです。
寒さと闘いながらも、目星をつけていた場所へ。
しかし探せども探せどもアカガシが見当たらず、ある程度見つかったウラジロガシも
新芽がほとんど生えていません。今年は裏年なのか、もしくは単に場所が悪かったのか。
とにかくそんな訳でここではキリシマミドリの採卵は見込めそうになかったので、
自然と採集は材割の方向へと向かいました。
材割といっても大した収穫はなかったのですが、ベニヒラタムシを採集しました。
当てが外れてしまったのでとりあえず場所を変えることに。
道沿いに歩きながら針葉樹の間伐林の間にある、
ウラジロガシ等の新芽をチェックしていきます。
ここでも大きな収穫はなく、あまりにも採集がうまくいかないので
野鳥の観察会が始まりました。
エナガです。群れでいました。
冠毛なのでヒガラでしょうか?
シジュウカラです。結構どこにでもいますよね。
遠くからしか撮影できなかったのですが、ジョウビタキです。
とこんな風に野鳥観察を楽しみながらも、とりあえず収穫をあげたいということになり
目的を変更しオオミドリシジミの卵を探すことにしました。
コナラのひこばえを食い入るように見つめていくと
ナラメリンゴタマバチの♀です。近くに♂もいたので交尾直後だと思われます。
産卵中なので来年には立派な虫瘤ができていることでしょう。
更にコナラのひこばえをチェックしていった結果
ありました\(^O^)/
他にもこの場所からはいくつかオオミドリシジミの卵を採集することができました。
コナラのひこばえをチェックしている時に
ヒメヤママユの卵も発見しました。
ようやく成果を残せましたが、雪が降ってきて寒さも限界なのでここで採集は終了。
キリシマミドリへの長い道のりを感じる採集となってしまいました。
キリシマミドリについては来年またリベンジしたいと思ってます。
それでは皆様よいお年を。