2016年8月11日木曜日

南西諸島一人旅③ -裏切りの石垣島ー

2016年5月23日〜5月25日




5月23日、西表島に別れを告げて石垣島へ。狙いはサツマニシキ、メスジロホタルガ、カタモンビロウドカミキリの三種。




サツマニシキなどは西表でも狙えますが、昨年聞いたポイントに寄ってみたいのと最終日の移動が格段に楽になるとの理由で最後の2日は石垣島で採集することにしました



(後ほどこの選択を後悔することは知る由もなかった)




石垣島に渡り買い出し、入浴を済ませると時は既に17:30。急いでレンタカーに飛び乗って某所へ。




カタモンビロウドカミキリを探したものの食痕が少しあるだけで姿はなし。早々に諦めてライトトラップの準備をしました。



点灯ダァーーーー!!!!!!



オオシラホシアシブトクチバ


ヒメスカシドクガ

薄い緑色の体に半透明の翅をもった美しいドクガ。




ヤエヤマウスバカミキリ





ヤエヤマフトカミキリ

石垣島の北部と南部で色彩が違うという面白いカミキリムシ。南部では茶色が強いのに対し、北部では青みがかった灰色。この個体は青みが強い北部バージョン。




ヒロオビオオゴマフカミキリ




タイワンゴマダラカミキリ





コジマクロオビヒメカミキリ


甲虫の飛来が絶好調でした。




オビベニホソシャク

本土では見られないような鮮やかな色彩。




ヤエヤマキノカワガ

図鑑にはほとんど見つかっていないとの記述がありましたが、最近ではわりと採集されている種のようです。




こんな感じで初日は終了。







5月24日

サツマニシキ、メスジロホタルガ目当てで林内を歩き回るものの姿はなし。


キオビエダシャク

普通種ですが密かに狙っていた虫(笑)




綺麗…。


食樹のイヌマキを救うと幼虫が雨のように降ってきました。





ツマムラサキマダラ♂

美しい蝶。♀は翅の模様が異なります。


ヤエヤマセマルハコガメ


夕方まで粘ったものの本命は採集できず(泣)



海辺で黄昏る…。






気を取り直して夜は某山でライトトラップ

ナチアオシャチホコ





オバナワスズメ




サキシマヒラタクワガタ♀

♀ばかり飛来。




そんな時に後方から一台の軽トラがやってきて、60歳くらいの男性が降り立ちました。





男性:…つかまっ…る…よ…

筆者:この掴まってるやつですか?これはイシガキキボシカミキリという昆虫です。

男性:捕まるよ。山の両方向からパトカーが来たら挟み撃ちになって君捕まるよ。

筆者:どういうことですか?

男性:これ違反でしょ。警察に捕まる。この時期になると島のあちこちの山でこういうことをする輩がいるんだよ。新聞に逮捕者が出たって書いてあった。

筆者:ライトトラップは禁止されていないはずですが…。それに地元の方に迷惑が掛からないように民家からは遠く離れた場所でやっています。

男性:迷惑とかそういう問題じゃなくてこの採集方法は違反なの。警察に通報するよ。

男性:君は何をとってるの?君は知らないだろうけど石垣島では採集を禁止してる昆虫もたくさんいるんだよ?

筆者:蛾と甲虫を採集しています。確かに採集が禁止されている昆虫もいますが、そのような昆虫は採集していません。

男性:だから何を採集してるの?言えないじゃないか!二重に違反してる!

筆者:具体的な種名を言えばいいんですか?タッタカモクメシャチホコやオキナワルリチラシなどを狙っています。

男性:などって何?とにかく君のやってることは違反なの。訳のわからないことを言ってないでさっさと帰りなさい!じゃないと通報する。

筆者:いえ、ですから…ライトトラップは違反ではありませんし、採集禁止の昆虫も採集していません…。

男性:もういい。君ほんと何言ってるかわからない。警察に通報するから。(男性は帰っていく)




筆者:…






とりあえずライトラを続けながら様子を見ることに。


サビモンルリオビクチバ

ド完品!!!!落ち込んでいたテンションが回復しました。






キオビアシブトクチバ






ヤノスジコガネ

最初キベリアオドウガネだと思ってたのは内sh





ツマグロゼミ




ヤエヤマニイニイ




ムツトゲサシガメ





クロボシサシガメ

珍しいサシガメらしい。





半翅類が非常に充実していて、セマダラサシガメ、イワサキヒメハルゼミ、イワサキクサゼミなども飛来しました。


甲虫ではコガネムシが充実していてフチトリアツバコガネ、ヨツバコガネなどが多数。


日付が変わるとオキナワルリチラシも集まってきました。



オキナワルリチラシ♂

美麗種。個人的に大好きです。




結局警察は来ませんでした。




疲れたので暫く車で仮眠。



2時間後外に出ると…

地面が濡れてる!!!??!?!


寝ている間にスコールがあったらしく案の定ライトラのセットもびしょ濡れ。


外に出しっぱなしにしてしまっていた荷物もびしょ濡れ。

諭吉さんとか樋口さんとか野口さんとか…



蛾幕には大量のカメムシが集まっていて強力な臭いを放っていました。

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萎えぽよ。もう帰ろ。





カメムシと格闘しながらライトラを片付けてマッ〇スバリュで寝ました。








5月25日

起きると青空が広がっていました。これは行ける!!!!!最後の悪あがきでカタモンビロウドを狙おうとポイントに向かうと…




はい、雨ですwwwwwwwお疲れさまでしたwww!!





バケツをひっくり返したような大雨になり万事休す。




完全にやる気を失って空港に向かいました。




狙っていた虫は何も採れず、しかも後味の悪い終わり方。最後の最後で裏切られた感じです。


帰路では空港で10徳ナイフを没収されました(誤って手荷に入れてしまっていた)。


羽田空港で一泊したのちに帰宅。



学生生活最後(の可能性が高い)南西諸島遠征は良い意味でも悪い意味でも思い出に残る遠征になりました。あくまで今回の遠征の目的は思い出づくりですからね!!!!!



終わり



To be continued.

















2016年8月5日金曜日

習作:やまとたまむし

2016/07/28 お昼頃~

テスト勉強の息抜きと言い訳し、筆者Sにとって初投稿。

ここ数日の涼しかったのですが、今日は夏らしくよく晴れた日でした。

午前の授業が終わり、タカチホヘビが見てみたいなと、
Tと大学の農学棟近くを探していたときのこと。

桜の半分ほと枯れた木に輝く虫を発見。ヤマトタマムシでした。


いつ見ても綺麗なやつです。

別に珍しくもない種ですけれど、大学に入学してから初めて生で見たのでちょっと嬉しかったです。

しばらく観察していると、近くにいたおじさんがそこにも止まってるよと教えてくれました。



桜の枯れ木へ産卵に来ていたんでしょうかね。


【追伸】


Tがコクワガタ♀を拾ってました。






2016年7月20日水曜日

南西諸島一人旅②  -西表のグランドスラムー

2016年5月19日〜22日

沖縄本島に別れを告げて次の目的地である西表島へ。ベニボシカミキリを筆頭に西表島特産種を狙いました。



19日

石垣島経由で西表島に。

(自分の体重とほぼ同じ重量の荷物を持っての移動はかなり疲れました…)


西表島の宿泊先に到着したのは午後6時ごろ。日が暮れるまで付近を散策しました。

ヒメヤツボシハンミョウ

小学生のころから見たいと思っていた虫。沢山いました。


日が暮れたところで宿泊先の管理人さんと一緒にライトトラップを行いました。

コーヒーゴマフボクトウ

黒いリョクモンエダシャク

こんな色の個体もいるんですね…。



しばらくするとヒトリモドキがわんさか飛来してきて幕が大変なことに…。

ヒトリモドキ・オン・パレード


ヤツボシハンミョウ

密かに狙っていたハンミョウ。


モンヘビトンボ


ライトトラップをしている最中Twitterのフォロワーの筑波大の方と琉球大の方に遭遇。明日はベニボシカミキリ狙いで朝からガチ登山をしたかったので今日は早めに切り上げました。

(切り上げたはいいものの片づけをしている最中にイリオモテアオシャチホコが飛んできたりしてちょっと後悔)



20日

早起きして某山に向かいましたが、すでに琉球大の方が先行しているようでした。

遅れをとるまいと西表島のジャングルへと足を踏み入れます。

オオニシキキマワリモドキ

渋い虹色の金属光沢を持った日本最大級のゴミムシダマシ。


ヤエヤマイチモンジ♂


カバシタリンガの幼虫

頭でっかちな面白いイモムシ。


ピナイサーラの滝

落差55メートルは沖縄県最大。滝上からの大絶景には誰もが心を打たれること間違いなし!
この景色を見るだけでも登山した甲斐がありました。

絶景に満足して下山。
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はい、お察しのとおりベニボシカミキリはボーズです。


この日の夜は雨だった上、登山の疲れもあり宿泊先でスマホをいじって1日を終えました。



21日

鳥の声で目が覚めると午前11時…。

11時間も寝ちゃってたよ!!!!!


ベニボシカミキリのポイントはレンタカーで埋まっているだろうと考え今日は海岸近くで採集をすることに。

美しい西表島の海岸


オキナワチョウトンボ

美しい蜻蛉。


オキナワシロヘリハンミョウ

これも小学生のころから憧れだった虫。イメージ通りの場所で見つけることが出来ました。


他にも海岸沿いでヒメスジシロカミキリやイシガキシロテンハナムグリなどを採集。




と、その時





目の前に大きな赤い虫が飛んできました。すかさずネットインすると…

え?


ええええー!!!1ベニボシカミキリさんじゃないですかぁぁぁぁぁwww!!!


意外な場所で今回の遠征の目標を達成。10分くらい興奮が収まりませんでした。



その後付近で粘ったものの何も採れず日没。


今日はライトトラップをやらずにヤエヤマノコギリクワガタ狙いで灯火回りをしました。が、特に良い虫は採れませんでした。



22日

今日が実質最終日ということで気合を入れて戦いに臨みました。

オオニシキキマワリモドキ


ヤエヤマナガハナアブ

大型のかっこいいハナアブ


メスアカオオムシヒキ

上が♂で下が♀。40㎜を超える日本最大級のアブ。


クシヒゲガガンボの一種

蜂に擬態していると思われる巨大なガガンボ。種名はよくわかりません…。


イシガキコガネ、ヤエヤマモモブトコバネカミキリなど様々な昆虫を採集できましたがベニボシカミキリの追加は得られずタイムリミット。


最終日ということでレストラン白浜でお食事。


夜は土砂降りになったものの諦めきれずに雨の中ライトトラップを強行しました。

点灯だァーーー!!!!


シンジュサンが大挙して押し寄せてきました。正確にカウントしてはいないものの少なくとも15頭は飛来したはず。


ナチアオシャチホコ


ヤエヤマサンカククチバ


ツマグロゼミ

今日一番の収穫。美しい蝉です。


午前2時ごろに切り上げて宿に戻りました。




23日

名残惜しいものの西表を後にしました。


とりあえず本命の虫が採集できたので上出来としましょう!西表の大自然に圧倒的感謝!

次回 南西諸島一人旅③ -裏切りの石垣島ー へ続く


胸のキュンキュンとまらないよっ!



To be continued.